魔界の夏休み

 それは、夏の暑い日の事だった……。  学校は夏休みに入り、被服部に所属しているあたしは特に学校へ出向く用事もなかった。  外は朝からセミの大合唱。  あまりの暑さにコンビニにアイスを買いに行っただけでも、汗が吹き出してきた。「あっつ~い……」  あたしは部屋のエアコンをつけて、涼しい風が直接あたる場所で文明の利器を堪能していた。  すると、体長10センチ程の小さな人形がぴょんと机の上に乗り、口を...

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