2006年9月

【ライトノベル大賞締め切り直前!? 緊急講習会 ~小説創作アドバイス~】レポート第五回

2006年9月27日(水) 13:19

<編集者よりのお知らせ>

さて、今まで何度かに分けてお送りしてきました講習会レポートもついに最終回です!
最終回は編集部に寄せられた質問等をご紹介していきます。


●ルルル部門とガガガ部門の違いについて

メイン読者を少女にしているか、少年にしているかの違いです。
自分の書いているものが少女向けか少年向けかわからないという疑問も何度かお聞きしましたが、そういう場合は自分がどういった対象に向けて書いたのか、どちらにより読んでもらいたいのかを良く考えてみてください。


●ジャンル不問とありますが、ファンタジーの方が好ましいのですか?
また恋愛要素は入れた方がいい?

ファンタジーをメインにあげていますが、ジャンルは不問です。ルルル文庫では、コンセプトを「ファンタジック」「ドラマチック」「ロマンチック」としていますが、一番重要なのは“女の子が読んで楽しめる作品であること”です。
また恋愛を書かなくても、それに変わる何かドキドキ、ワクワクするものがあるなら問題ありません。


●テーマが重いもの、悲劇で終わるものはやはり敬遠されるのでしょうか?

テーマが重い、悲劇というのは要素の一つです。それだけで敬遠されることはありません。
どんな要素でも、他の要素との兼ね合いでファンタジックにもドラマチックにもロマンチックにもなります。
要はその物語を読んで、読者が心から楽しめる作品であることが大切です。


●書き手の年齢制限を想定しているならば教えてください

賞として年齢制限は設けておりません


●複数応募について

複数の作品の応募は可能です。その際は一作品ごとの応募となりますので、それぞれに規定の用紙を添付し別々の封筒で送付する様にしてください。同送された場合、その作品は無効になりますので注意してください。


●受領通知について

ご応募いただいた方には、はがきにて受領通知をお送りしております。

さて、全五回にわたってお送りしてきたレポートはいかがでしたか?
少しでも、皆さまのお役に立てれば幸いです。
でも、こんな締め切り直前にやられても…とか、もうとっくに送ってしまったよ…と思われた方もいらっしゃるでしょうね…。
ぎりぎりでごめんなさい…。

そうなんです、今日は9月27日…
小学館ライトノベル大賞の締め切りまであと3日をきっているんです!
編集部には毎日続々と原稿が届いてきております!
がんばって応募してくださった皆さま、本当にありがとうございました!!
そしてラストスパートの皆さま、悔いを残さないようがんばってください!
当日消印まで有効です。規定漏れがない様しっかり確認してから封を閉じてくださいね。


これからホームページには、ライトノベル大賞の経過、ルルル文庫の今後の展開など…順次アップしていく予定です。
皆さまの想いに応えられるよう、来年の創刊に向けて編集部一同がんばって参ります!

【ライトノベル大賞締め切り直前!? 緊急講習会 ~小説創作アドバイス~】レポート第四回

2006年9月27日(水) 00:00

<編集者よりのお知らせ>

前回に引き続き、創作方法についてご紹介していきます。


創作方法について<2>


●書きたいことが多すぎて長くなってしまう。どうやったら短くまとまる?

「とにかく文章をブラッシュアップしてください」


書きすぎたものを削るのはとても難しいこと。
だって、誰だって、自分が一生懸命書いたもの削りたくないですよね?

だからこそ、はじめからプロットをしっかり立てて、そうならないようにするのが肝心なのです!
文庫一冊分って、みなさんが思っているほど長くありません。
だから、どうしても削らなきゃならないことがでてくる。

そんなとき、どこを削ったらいいのか?

それは自分の中で“ここだけは譲れない!”という所を決めること。

またまた、ピンポイントを照らす懐中電灯を持っていると思ってください。そうすると、ここは譲れないから、それ以外のところは涙をのんで削る…というのがイメージできると思います。
本当にそこを際だたせたいなら、むしろ光があたっていない部分は削るべきなんですよ。

こうやって、あとから削ってスリムに読みやすくしていくことをブラッシュアップと言います。
要らないところを削る大事な作業です。

実はプロになると、書く枚数がかっきり決まってきます。文庫本の定型ページ数にしばられるんです。
なので、書き上がってから100ページとか削ったりするのも当たり前。
どんどんけずる、泣きながらけずる。
そうしていくと、最終的に物語の骨組みに近づいていって、いいかんじの肉づけされた体、つまり小説が完成します。

だからプロットって重要なんですよ!
人間の体も、骨組みが大事ですからね。


●文章を書いていて途中で面白くないと思ってしまって…。

「どんどん書いてあがいてください」


つまらないと思うことは、すごくいいことなんです!

自分でつまらないってわかってるなら、そこで何とかすればいいんです。
私も、書いててなんか足りないなーと思ったら絶対そこであがきます。芝居や映画を観に行ったり、DVD観たり…これだ!と思うものが見つかるまであがきます。

つまらないと思ったら、それがチャンスだと思って必ず対処してください! 

そうすれば、小説はもっとうまく面白くなります。
逆に、ほったらかしにしているといつまでたっても乗り越えられないし、書き終わらない。


小説は、書き終わることによって成長します。
エンドマークが付けられない小説は、小説とは呼べません。
つまらないと思ってしまうことは、逆転の発想でむしろいいことだと思って、どんどん書いてあがいてください!


●ライトノベルに必要な要素って?

「愛を書こう!」


恋愛要素は必需品です。女の子向きには入れておいたほうがいい…。
と言うか

入れろ!

恋愛要素でなくても、人と人の結びつきだとか絆のようなものがなければ話は成り立たないと思ってください。――こと、ライトノベルに関しては!

ぶっちゃけて言うと、女の子は恋愛物が好きなんです。なぜと聞かれても、好きなものは好きなんです。
もし、どうしても恋愛は書きたくないというのであれば、友情でも主従でも親子いいです。とにかく人と人の絆を書いてください。なんとか愛とつくものを!

人間は、自分の経験してないこと、わからないことを完全に理解できません。みなさんも、行ったことのない国に住んでいる人のことなんて、よくわからないよね?
恋愛のいいところは、誰でも少なからず経験や興味があるので、すごく同調しやすいテーマであるということ。つきあったことなくても片想いはみんなあるでしょ?

つまり恋愛物は、主人公の行動や気持ちが理解できて、話を楽しみやすいんです。

男性向けも同様で、この場合はバトルが外せません。戦闘ものか恋愛かラブコメ!
そういう意味で男性向けと女性向けは全然違います。
参考までに言うと、男性は単体萌えで、女性は関係性萌えです。わかるかな?

創作方法について、いかがでしたか?
第一線で活躍されている先生の経験に基づいた意見、是非皆さんの創作に役立ててください。


次回は、編集部にいただいた質問をアップしていきます!


【ライトノベル大賞締め切り直前!? 緊急講習会 ~小説創作アドバイス~】レポート第三回

2006年9月26日(火) 13:05

<編集者よりのお知らせ>

今回と次回のブログでは、参加者からの創作質問に対する高殿円先生からのアドバイスをアップしてまいります。小説家を目指している方なら、講習会の参加者の方と疑問に思うところも共通しているかもしれません。このブログがみなさんの参考になれば幸いです!

では、さっそく!


創作方法について<1>


●リアリティはどこまで?

「出しちゃいけない時と、出さなきゃいけない時がある」


ずばりに言うと、恋愛関係ではあんまり出しちゃダメです。
実際は、少女小説の世界みたいにイケメンばっかなんてありえないですよね? 
でもそれで良いんです! 
イケメン以外がたくさんいる現実世界、そんなリアリティはいりません。

なぜなら、これはエンターテイメントだから。
読者さんが楽しんでくださるためのものだからです。

でも、書く方にしてみれば、文化とか服飾とか…、いろいろ嘘書いていたら…と、気になるよね?

そこで一言。

リアリティを使わないといけないところと、追及してはいけないところを自分でよーく理解して書くようにしてください。


●繊細な描写を書くには?

「ボキャブラリーを増やす訓練をしていってください」


まずは、よく人物観察をすることです。
それから色々なものを読んで、とにかくたくさん読んで、自分の中のボキャブラリーを少しずつ増やす訓練をしていってください。

例えば詩集は比喩表現の山だし、昔の本には今にはない美しい表現がたくさんあります。

ただストーリーを追うんじゃなくて、文章を一つ一つ拾って“これ使える!”というのをチェック! うまく盗むことです。(丸写しはダメですよ~!)

小説家になったら、絶対豊富なボキャブラリーが必須になってきます。プロを目指す人なんですから、普段からそういう意識を持って、本を読むように心がけてください。


●一人称と三人称はどっちがいい?

「どちらにしても、視点を主人公からブラさないで」


当然、それぞれにいい部分と悪い部分があります。

ただ大事なことは、ライトノベルの場合、読者は小学生から中高生がメインになるということ。大人も読んでくれるけど、いちおうの建前としては小中高!

読者に優しくということを考えると、私は一人称をおすすめします。
何故なら、年齢が低くても、だれに感情移入したらいいのかわかりやすいから!

一人称は、説明しなくても主人公が提示されているので、若い読者さんも迷うことなく、主人公視点で話を読み進めることができます。
けれど、一人称の難点は、主人公から見えるだけのエピソードで話を展開させるのが難しいこと。
たとえば、主人公の知らないところで何か重大な事件が起きていたらどうすんの?ってことになる。
私はそういう時スパッと章を変え、三人称にします。


この先プロになれば、担当さんからいろいろアドヴァイスをもらえるかと思いますが、自分がどちらが向いているか、どちらを目指すかは、あらかじめよく考えておいた方がいいと思うよ。

ただし、一人称にしても三人称にしても主人公視点のところが物語全体の80%以下になってはだめです!

それは、誰に感情移入していいかわからず、主人公が主人公でなくなるから。
決して、視点を主人公からブラさないでください。
意外と、これが難しいんですよ。


●長編を書いているとその日によって文章が変わる。どうしたらいい?

「前の日までに書いた文章を読み直す」


前日までに書いた部分は、その日の執筆前に読み返しましょう。

続きを書く時に、前の文章を読み返すと、それは自然と推敲することになるんです。
だからそのままの勢いで書くと流れも途切れない。

肝心なことは、前に書いた文がどんなに長くなっても全部読み直すこと。何回も何回も推敲してください。

そうすれば最後の手間も省けるし、流れも途切れないまま書き続けられると思います。

さて、創作方法 第一弾いかがでしたでしょうか?
この内容、一度は疑問に思ったことありませんか? 是非、参考にしてくださいね。


次回は創作方法 第二弾! お楽しみに。

【ライトノベル大賞締め切り直前!? 緊急講習会 ~小説創作アドバイス~】レポート第二回

2006年9月19日(火) 16:53

<編集者よりのお知らせ>

第二回 プロットについて

高殿円先生に質問の多い「プロット」についてお聞きしました!
※「プロット」とは小説の構想、物語全体の骨組みのようなものを指します(編)


「プロットがないと企画会議に通りません!」

デビューしてプロになったら、当然プロットを書くことになります。
これは、なにも小説を書くことに限ったことではありません。
例えば、貴方がどこかの会社に入って商品を作るために企画を立てたとします。
企画者として、それがどんな商品なのか・売り所はどこなのか・どんなパッケージにするのか…といった内容の企画書を作りますよね?

どんな商品でも、企画書がないと始まらないのは小説も同じなんです。
プロットとは小説の企画書だと思ってください!

自分の商品(小説)を気持ちよく売ってもらうために、内容を理解してもらい編集さんや営業さんにプレゼンをしやすくしてもらうために、毎回プロットを書く癖をつけて下さい。絶対書けとは言わないけれど…どうせ書かなきゃいけなくなるのだから慣れておいたほうがいいと思うよ。

※プロットの書き方は人それぞれです。これ!といった書き方はありません。自分の小説の内容がきちんと人に伝わるようなものを作ってみて下さい。(編)


「プロットを立てる=ピンポイントでどこをメインに書くか決める!」

どんな物語にも、起承転結がありますよね。
たとえ、大きな流れのあるシリーズでも、初めから全10巻の大作を書いていいよなんてお許しは(めったに)出ません。だからとりあえず、投稿作も一作目も、一巻で物語を区切るようにします。

もちろん、作家さん的に一番いいのは、受賞作がそのままシリーズ化することです。
でも、だからといって受賞作が第一話であってはいけない。
とても難しい要求ですが、投稿作とは、いちおうきれいに終わってるんだけど、この先も読みたいなぁと思わせる話でないといけないんです。この先も~というのは受賞が決まってからの話なので、今考えることは可能性の広がる話…、言ってみればスケールの大きい話を書いたほうがいいということ。

ただ、あんまり世界観が広いと、どうやってまとめたらいいか困ることもあるはずですよね。

ここで、プロットの立て方のお話です。

世界観が広すぎてプロットが立てられない…広すぎてどこまで説明していいかわからないというお悩みはよく聞きます。
たぶん、こういうお悩みを持っていらっしゃる皆さんは、自分で作った世界をすごく愛してるんだと思うのね。自分の作った世界が愛しいのは当然だから、色んな物がありすぎて全部書ききれなくてどうしようと悩んでる人、いっぱいいると思います。
でも、どんなに広い世界でも、どんなにその設定すべてを愛していても、それでもパッケージングのために(世界を)切り取って売るのが作家の仕事なんです。

ここで、「そんなのどうしていいかわからないよー」とお悩みの投稿者さんに、ひとつアドヴァイスを。

そんなときは、自分が懐中電灯を持ってると思って、作った世界の中で「ここじゃ!」と光を当てるポイントをどこにするか決めるんです。そうすると、物語が絞れてくるのでプロットが立てやすいかと思います。書きたいポイントを中心にして起承転結を考え、プロットを立てていけばいいんですよ。
最後に、自分が何を伝えたいのか明確に言葉で言えるように、一番書きたいことを意識してプロットを作って下さい。


さて、いかがでしょう?プロットについての疑問は解消しましたか?
是非参考にしていってくださいね!


次回は、具体的な創作方法や心構えなど…皆さんの質問にお答えいただいた部分について!
作家志望の方必見!きっと役に立ちます!

【ライトノベル大賞締め切り直前!? 緊急講習会 ~小説創作アドバイス~】レポート第一回

2006年9月14日(木) 18:45

<編集者よりのお知らせ>

講習会の内容を簡単にお知らせしていきます!
参加できなかった方は是非参考にして下さいね。

第一回 全体の流れとルルル文庫について

9月10日ライトノベル大賞締め切り直前!?緊急講習会~小説創作アドバイス~が開催されました。
天気は快晴!というより真夏日!!

午後の一番暑い時間を集合時間にしてしまって、参加者の皆さんには申し訳なかったかも…。それでも受付に出ると既にたくさんの方が!参加者の皆さん、気合入ってます!

受付の後順次会場へ。

当日の流れはこんな感じ。

1編集部の挨拶
2高殿先生のお話
  ・デビューまでの経緯
  ・創作方法について
  ・事前に受けていた質問への返答
  ・その場での質疑応答
3編集部による質疑応答
4編集長の言葉
5個別相談

はじめ緊張していたのか…しんと静まり返った会場でしたが、講師の高殿円先生のお話が始まるとそこかしこで笑いが起こり、とっても楽しい講習会となりました。

高殿先生は本当にお話が上手で、ご自身の経験を引き合いに作家としての心構えや創作方法など、とっても参考になるお話をたくさんして下さいました。

作家を目指す方には本当に役に立ったのではないかと思います!

さて、それでは以下講習会に参加できなかった方のために内容を簡単にお知らせしていきたいと思います。

最初に、編集部に対して疑問の多かった内容について。

・ルルル文庫が求めるもの

「ファンタジック」「ドラマチック」「ロマンチック」をテーマとした少女向けエンターテインメント作品。メインターゲットは女子中高生。ファンタジーをメインに考えていますが、それ以外のジャンルでも小説として面白く、少女が楽しめる作品であればかまいません。
また、ファンタジーの定義ですが必ずしも異世界や、剣と魔法を扱う必要はありません。まずは自分の中の一番得意なものを存分に表現することを心がけてくださいね。

・来年度もルルルの賞を同じ条件で考えているか?

同じ条件で考えています。

・メディアミックス化について

もちろん考えています。


こんな感じでしょうか?ルルル文庫が目指すものが見えてきましたか?

最後に編集長より応募を考えている皆さんへのアドバイス

・自分の書きたいものがはっきりとあること

・それに対する粘り強さがあること

・中高生の女の子が読んで楽しい作品を書いて下さい

この次は、高殿円先生のお話をご紹介します。お題は「プロット」お楽しみに!

【ライトノベル大賞締め切り直前!? 緊急講習会 ~小説創作アドバイス~】は無事終了しました

2006年9月11日(月) 11:59

<編集者よりのお知らせ>

 【ライトノベル大賞締め切り直前!? 緊急講習会 ~小説創作アドバイス~】は、昨日無事に終了いたしました。暑い中、たくさんの皆様においでいただきましてありがとうございました。

【ライトノベル大賞締め切り直前!? 緊急講習会 ~小説創作アドバイス~】当選者の方へご連絡を差し上げました。

2006年9月 7日(木) 14:19

<編集者よりのお知らせ>

【ライトノベル大賞締め切り直前!? 緊急講習会 ~小説創作アドバイス~】へ多数のご応募ありがとうございました。厳正な抽選の結果、ご当選された方には昨日中にご連絡を差し上げました。
当日、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

【ライトノベル大賞締め切り直前!? 緊急講習会 ~小説創作アドバイス~】への申し込みは締め切りました。

2006年9月 5日(火) 13:26

<編集者よりのお知らせ>

【ライトノベル大賞締め切り直前!? 緊急講習会 ~小説創作アドバイス~】は締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。厳正な抽選の上、当選者の方には9月6日中にメールにてご連絡いたします。