2012年10月

いいタイトルだなあ!

2012年10月31日(水) 13:10

<編集部員のひと言日記>

 ルルル文庫読者のみなさま、こんにちは。
 週末についにこたつを出した末端冷え症新米ルルル編集者・トモねえです。節電!と思い、まだ床暖房を入れるのは自重していますが...てかうちの床暖房はガスだけどね!


201210291510000.jpg さて、今月の新刊4点のうち、3点を担当させていただいたことはお伝えしましたが、なので残る一作、みどうちん先生の『彼氏☆カフェ イケメン彼氏はじめました。』を読みました!
 あいかわらずパワフルなみどうワールドにニヤニヤしながら読了。
 てかタイトルにつっこみながら読みました。
「彼氏、始まってないし...!(笑)」
 みたいな。
 ヒロインは重度の男嫌い。その前に現れたのは淫魔。ふたりの出会いは「彼氏カフェ」。
 てか「彼氏カフェ」って何? 和風カフェとかインターネット・カフェとかはわかるけど、彼氏とじゃないと入店できないカフェってこと? それとも彼氏が注文できるカフェ? なんだソレ?? ...という、興味を引く、実にいいタイトルだと思うのですよね。
 サブタイトルもいい。それこそ先日このブログの記事タイトルにもしましたが、「冷やし中華始めました」「おでん始めました」のノリの、「イケメン彼氏はじめました。」。どういうこと?と、これまた興味を引きます。
 ...でも、なかなか始まらないんだコレが。
 だって男嫌いのヒロインと淫魔だもん、ふたりの関係は恋愛とか誘惑とかラブ・アフェアとかじゃないよ、勝負ですよ勝負!(笑)
 しかしこれがまたおもしろい。で、ニヤニヤしながら読んでいくうちに.........
 という、至福の読書体験でした。まだお手に取っていない方はゼヒ! 少しも早く!!
 ちなみにみどう先生のあとがきにもタイトル絡みのくだりがあって、吹きました...! おもしろすぎです!!


 「ノッテル作家フェア」(応募しめきり、本日消印有効です!!)の斬新すぎる帯で素敵マダム編集長O女史のド肝を抜いたデザイナー・近田火日輝氏に今回初めてカバーレイアウトもお願いしています。
 スウィーツが飛び交うくまの柚子先生の可愛らしいイラストをさらに盛り上げる、いい意味でのクドいギラギラっぽさが絶妙です!(全力で褒めてます)
 これまた店頭で目立つと思うなあ。みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

 ところで作品のタイトル付けについては実作上の指南として語りたいところもあり、また別途記事にしたいと思います。
 このブログはルルル文庫の読者さんだけでなく、作家志望の投稿者さんにも読んでいただけているものと思っているので、参考にしていただければと思います。
 しばしお待ちを~!

たとえばこんな修正も

2012年10月29日(月) 12:55

<編集部員のひと言日記>

 ルルル文庫読者のみなさま、こんにちは。
 私は鎌倉生まれなので当然源氏派なのですが、プロポーズが「私を明日に連れてって」だった頼朝さま(@NHK大河ドラマ『平清盛』)のオトメっぷりには震えました...!のルルル新米編集・トモねえです(挨拶が長い)。


 さてさて、今月の新刊4点、みなさまもうお手にとっていただけましたでしょうか?
 今回はそのうち3点が私の担当!なので、責任重大だわとガクブルしております...
 中でも、珠城みう先生の『マーメイドロマンティカ』デビュー作となりますので、ぜひともたくさんの方に読んでいただいて、楽しんでいただきたく思っています。


201210221317000.jpg 関連して、ちょっと珍しいショットをお見せします。
 『マーメイドロマンティカ』カバーの校正紙、手前が再校、奥が初稿です。
 タイトルロゴデザインに違いがあるのがおわかりになりますか?
 最初のデザインでは、綺麗なパーブルからピンクへのグラデーションの文字色が、イラストのお花や衣服の紫になじみすぎていて、埋没しちゃうかな?と思えました。
 で、デザイナーさんと相談して、文字に白い縁取りをつけることにして、再度出し直してもらった校正紙が手前のもの、ということです。
 今度はタイトルがくっきり引き立ったと思いましたが、逆に目立ちすぎ?と悩みました。前のデザインの方が、ロゴが埋没して見えた分、イラストのキャラクターにぱっと目がいくかしら...とか、ね。
 悩んで悩んで、結局、再校のとおりでいくことにしました。店頭に並んでいるカバーは、こちらのものです。


 どちらが正解だったのかは、わかりません。両方並べてみて売れ行きの差を見る、なんてことはできないわけですからね。こっちの方がいい!と信じて、賭けに出るだけなのです。怖い商売ですねえ!(^^;)
 でも、ちょっとでも店頭で目立って、手にとっていただけるようなら嬉しいです。


 読んでいただけたみなさん、感想のお手紙などもお待ちしております!
 また、ブログやツイッターでの口コミも大歓迎! 宣伝よろしくお願いいたします!!(笑)
 

ルルルナビvol.38はルルル文庫最新刊に入っています。

2012年10月26日(金) 11:55

<近刊情報>

ルルルナビvol.38はルルル文庫最新刊に入っています。
また、全国アニメイトでも配布中です。
先着順につき、配布終了の際はご容赦ください。
 なお、こちらからもPDF形式8.2MBバイトでダウンロードできます。
魅力満載なルルル文庫10月刊をどうぞよろしく!

ルルル*ナビがおNEWになりました!!

2012年10月23日(火) 12:57

<編集者よりのお知らせ>

 ルルル文庫読者のみなみなさま、こんにちは。
 おニューって今でも言うんですかね...とちょっと心配なトモねえです。ナウなヤングに流行っている言葉がわからないおばちゃんですまんのぉ!


 さてさて、昨日、編集部に今月の新刊の見本誌が届きました。
 まずは3点、26日発売のルルル文庫『身代わり歌姫の憂鬱』『彼氏カフェ』『マーメイドロマンティカ』です。
 で、パラパラと確認したところ、「おっ!」となったのが...


201210221443000.jpg 今回から封入ペーパー「ルルル*ナビ」が新しくなっているのですよ!
 実は前号からデザインはリニューアルしていたのですが、今号からさらに!用紙を変更しました。
 ツルペカの綺麗な紙にしまして、インク乗りも良く、読みやすくなったのではないかと思っています。
 関係各者のみなさま、お世話になりました、ありがとうございました! この場を借りてお礼申し上げます。
 読者のみなさまにも喜んでいただけるのではないかと思います!


 今月はもう一点、FCルルルnovels『花にけだもの ―僕らのはじめて―』も発売になります。
 こちらもどうぞよろしくお願いいたします!
 とりいそぎのご報告でした~!!

カレンダー始めました。

2012年10月22日(月) 13:24

<フェアのお知らせ>

 ルルル文庫読者のみなみなさま、こんにちは。
 やや古いニュースですが、青山劇場と青山円形劇場の閉館決定に大ショックの演劇ファン・トモねえです。
 特に円形劇場はとてもおもしろい空間だったのに...! 最近では『叔母との旅』で舞台のマジックに酔いしれました。
 存続を願う会なども立ち上がっているようですが...なんとかなるといいなあ(ToT)。


 さて、「冷やし中華始めました」といえば夏の始まり、「おでん始めました」とくれば秋の始まり...でしょうか?
 編集部では「カレンダー始めました」が年の瀬を感じる合い言葉、かな?
 各誌ともふろくなどにつける来年のカレンダーを、早ければ残暑厳しい頃から準備し始めます。
 私たちもルルル文庫特製卓上カレンダー2013の制作を開始しました!


201210121317000.jpg まずは過去3年のカレンダーを出してきて、仕様などを相談するところから。
 これまでは7枚綴りでしたが、今回は13枚綴りになります!
 あれも入れたいこのイラストも可愛かった、それも人気があった...と、セレクトが大変です。
 出来上がりをお楽しみに!


 このカレンダーは「ノッテル作家フェア」のブレゼント賞品になります。
 フェア対象コミックスの三冊、『幽霊伯爵の花嫁 悪魔の罪過と忘れられた愛嬢』『銀竜姫とかわいい恋人のススメ』『織姫と地獄の帝王』をお買い上げいただき、帯の応募券を郵便はがきに貼ってお申し込みいただいた方全員に、もれなくプレゼントいたします。
 しめきりは今月末日、消印有効です。たくさんのご応募をお待ちしています~!

10月の新刊

2012年10月17日(水) 15:00

<近刊情報>


ルルル文庫読者のみなさんこんにちは。
すっかり秋めいてまいりましたが、みなさんはどんな秋を過ごされていますか?

スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋、など涼しくなって新しいことを始めたくなる季節ですね。そんな方におすすめ。第7回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門の読者審査員をしてみませんか?読者審査員に選ばれた方には最終選考候補作を読者の視点で読んでいただき、評価と感想を書いていただきます。ルルル文庫が好きな方ならどなたでもOKです。いつも読んでくださっているルルル文庫読者の皆さんのご意見を聞かせてください。誰よりも早く未来の作家さんの作品も読めちゃいます。詳細はこちらから→


それでは、今月のラインナップ紹介です。この秋を読書の秋と決めたみなさんも、それ以外のみなさんもルルル文庫を読んで楽しく秋を過ごしてください。

さて今月は第6回ライトノベル大賞にて奨励賞を受賞した新人作家・珠城みうさんが『マーメイドロマンティカ』でデビューします!人魚一族の王家の末姫であるティナが一族を滅亡から救うために戦う、恋と冒険のストーリー。ロマンティックでありながら、ドラマティック。是非たくさんのルルル文庫読者のみなさんに読んでいただきたい作品です。

そしてFCルルルnovelsでも大人気、深山くのえ先生が久しぶりに『身代わり歌姫の憂鬱』でルルル文庫に復活!!今回も深山ワールド炸裂の素敵な中華ラブ・ロマンスが繰り広げられています。ドキドキがとまらない、一気に読み進めてしまう魅力いっぱいの作品に仕上がっています!

今月も独特の切り口に大爆笑!みどうちん先生の新作『彼氏☆カフェ イケメン彼氏はじめました。』現代ファンタジーです。こんなカフェがあったら行ってみたい!と思ってしまう人、たくさんいそうですよ!!!たっぷり笑ってくださいね。

FCルルルnovelsからは、あのシリーズ120万部突破・Sho-Comiにて大人気連載中『花にけだもの』のノベライズが発売になります!!!杉山美和子先生の原作を高瀬ゆのか先生のノベライズにて『花にけだもの-僕らのはじめて-』としてたっぷりお楽しみいただけます。オリジナルエピソードも満載なので原作コミックのファンの皆さんにもノベライズではじめて『花けだ』ワールドをのぞく皆さんにも喜んで頂けること間違いなし。

今月も魅力的な作品が満載です。お楽しみに!!!


FCルルルnovelsは書店のコミックス売り場で買えます!



marmeidblog_cover.JPG

マーメイドロマンティカ


一族を滅亡から救うため...人魚姫は戦う!
たとえ、愛する人の首に刃をつきつけてでも...!!
無表情のウラに燃える情熱を隠し持つ黒皇子と、優しい微笑のウラに冷酷な計算を秘める白皇子。彼女を救えるのは...どっち!?
第6回ライトノベル大賞奨励賞受賞作
ドラマティック・デビュー!!

珠城みう イラスト/明咲トウル

ティナは北の海に住まう人魚一族の王家の末姫。近年、人魚の卵が孵らないことが多いのに胸を痛めていた。ある夜、「聖域」として人間を遠ざけてきた海域に船が現れたという報を受け、ティナが対処に向かう。人間に関わることを掟で禁じられているにもかかわらず、船から落ちた青年を助けてしまうティナ。だが、青年が携わる「事業」が人魚の卵の孵化を脅かしているのだとわかり...!? 恋と冒険の幕が今、開く!!



migawari.jpg

身代わり歌姫の憂鬱


昼は楽しくケンカして、 夜は偽りの恋を歌う。 こんな二重生活...もう耐えられない!

皇太子のお妃選び騒動に巻き込まれた
宮妓・銀花のときめきと苦悩...
恋と陰謀が入り乱れる王宮に花咲く
中華ラブ・ロマンス!!

深山くのえ イラスト/サカノ景子


時は四代国帝の治世、安寧の世。歌が得意な宮妓の銀花は、何故か足繁く教坊に入り浸る皇太子・叡季と、顔を合わせればケンカばかり。いつもイライラさせられて、でもそれが楽しみなようでもあり...しかしある日、王宮で皇太子妃選びが始まり、銀花はお妃候補の令嬢がたの宴会に駆り出される。そこで、最有力候補のお嬢様からとんでもない「依頼」をされて...!? 恋と陰謀渦巻く宮廷に花咲くスリリング・ロマンス!!




rb_mido2.JPG

彼氏☆カフェ
イケメン彼氏はじめました。


スペシャルメニューは極上の恋人♥
お代は.........精気!?

乙女と淫魔のドキドキ恋愛事情!

みどうちん イラスト/くまの柚子


玉櫻女学院の『櫻の君』こと早乙女夢子は、容姿端麗で文武にも秀でた麗しき乙女――というのは表向きで、本性は可愛い女の子が大好きなちょっとアブナイお嬢様。そんな夢子が、偶然入ったカフェでしたオーダー。それは、人の精気を食べる淫魔との彼氏契約だった! 「骨の髄まで誑かしてやる!」セクシーな俺様淫魔と、過去のトラウマから男が大嫌いな夢子とのドキドキ恋愛攻防戦の行方は!? 抱腹絶倒のトキメキ・ラブコメディ!



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花にけだもの-僕らのはじめて-


彼はけだもの、未だ恋を知らない...
そんな彼に恋してしまった私は、もうどうしたらいいかわかりません...

豹とカンナ、中2の夏、その真実が明かされる。そのとき久実は...!?

杉谷美和子先生も「漫画で描ききれなかったところを書いてもらいました」と絶賛!!

著/高瀬ゆのか
原作・カバーイラスト/杉山美和子


転校生の熊倉久美、通称「キューちゃん」と、彼女が恋した豹くん、
初めての友達・カンナと竜生くん、そして千隼...
五人が織りなすキラキラの青春模様を完全のベライズ!
オリジナルエピソード満載でお届けします。





ライトノベル編集者の秘かな楽しみ2

2012年10月16日(火) 15:16

<最近のルルル文庫編集部>

 ルルル文庫読者のみなさま、こんにちは。
 つきあいがもうすぐ30年になる親友と、週末旅行で有馬温泉に浸かってきたトモねえです。ついでに宝塚大劇場で扮装写真を撮ってきたことはナイショです(^^;)。


 さて、前回の続きです。編集者のお仕事について。
 作家さんと楽しく打ち合わせをしたら、あとは原稿のできあがりを待つのみ...というイイ身分の編集者ですが(^^;)、原稿ができあがってきたら、今度はプロデューサー業に近いタイプの仕事をします。
 漫画だったら、たとえばタイトルページのアオリ文句を考えたり、コミックスにするときは帯のキャッチコピーやカバー裏表紙のあらすじを書いたり、宣伝POPや投げ込みチラシを作ったり、といった作業です。
 作品を読者にお届けするときに、その魅力がより伝わりやすくなるよう、広く深く届くよう、知恵を絞るのです。
 私はこの作業がけっこう好きです。いいコピーが思いつけて、制限文字数にぴったりだったりしたときに、
「私、マジ天才!」
 とか舞い上がったりします(^^;)。
 こういった作業も、漫画編集部から文庫編集部に移っても、編集者の仕事としては変わりませんね。


 ただ、漫画は上がってきた原稿そのものが版下、つまり雑誌やコミックスの実際のページになります。
 ライトノベルの場合は、いただいたテキストデータを文庫の字組に嵌め込み直すとちょっと印象が変わったりしますし、何よりそこに挿絵が加わります。
 この、挿絵の位置を決めているのが、担当編集者なんですね。


 ルルル文庫は総ページ数256で挿絵はたいてい10点だから、だいたい20ページおきくらいに...というのはなんとなくの目安としてまず考えますが、やはり「ここぞ!」という場面に素敵なイラストを差し込みたい。
 文章でも盛り上がっていますが、そこにさらに相乗効果を上げるような、素敵場面を切り取った素敵イラストを入れて作品を盛り上げたい。
 そんなことを考えながら、この場面かな、イヤここかな、とアレコレ悩むのはとても楽しいものです。
 これは漫画編集者のときにはなかった楽しみですね。私は毎回ワクワクニヤニヤ作業しています!


 個人的なこだわりとして、挿し絵が入るページの対抗ページ(右側のページ)のラストの文章が、ちょうど区切れている方がうれしいな、とか思っています。
 文章の途中で挿し絵が入ると、その文章の続きが早く読みたいから、挿絵をゆっくり眺めることなくページをめくられてしまう気がするので。
 だからなるべく右ページ最終行が句点で切れている箇所を探して、そこに挿絵を入れるようにしています。なかなか上手くそうはいかないこともあるのですが...


201209051721000.jpg
 写真は、本文の校正紙。
 左ページは[イラスト入る]という指定があるのみで、まだイラストは嵌め込まれていません。この状態で文章だけまず校正してしまうわけですね。次のページの文字が透けて見えてしまって、写真としてはわかりづらいかもしれませんが...
 この状態にする前、挿絵を入れる位置を考えてパソコン上で文章を移動させているときが、私にとっては至福の時間です。我ながらマニアックだわ...


 あとはラストページが十分な余白を取れて終われると完璧ですね!
 小説の最後の文章が左ページの最終行間際になってしまうと、それでどんなに綺麗にお話が終わっていても、まだ何かあるんじゃないかという気持ちでページをめくってしまい、そこにあとがきや解説があると、「あ、さっきのでおしまいだったんだ...」とちょっとしょぼんとすることが、私はよくあるのです。
 そういう思いをうちの読者さんにはさせたくなくて、右ページで終われて左ページは白紙にできたり、左ページで終わるにしても最後の文章のあとに充分に余白が取れて、前ページからめくってきたときには「あ、もうここで終わりね」という覚悟(?)を持って最後のくだりをじっくり読んでいただけるように作れると、私は編集者としてうれしいのです...

 そんな秘かでささやかな喜びを楽しみつつ、今日も元気に働きます!


ライトノベル編集者の秘かな楽しみ

2012年10月12日(金) 18:09

<最近のルルル文庫編集部>

 ルルル文庫読者のみなさま、こんばんは。
 昨夜始まったテレビドラマ『結婚しない』を見て、菅野美穂は天海祐希とくっつくといいんじゃないかなーと思った独身のトモねえです。てか私だってユリちゃんと夜の公園で宴会したいわー!


 さて、異動から3か月が過ぎ、初めて担当させていただいた作品も無事に本になり、なんとなくルルル文庫のお仕事がわかってきた気でいる今日この頃ですが...
 まだうっかり何か大きなミスをやらかしそうで怖いです。日々ビクビク仕事をしています(^^;)。


 私は異動前は、入社以来丸々20年間、漫画編集者だったわけですが...
「漫画誌の編集って何やるの? 漫画家さんの仕事場で原稿待ってたりとか?」
 とか、よく聞かれます。
 確かにそれも大事な仕事のひとつです。とにかく漫画の原稿というものはまだまだアナログで、白い紙にペンとインクでゼロからすべてを描き起こす、複製不可の怖ろしいシロモノなので、そのブツそのものを写植屋さんや印刷所さんまで運ばなくてはならないからです。
 テータをメールでポチッと送信、みたいにはいかないワケ。
 でも、逆に言えば、原稿を運ぶだけなら誰でもできます。宅配便とかバイク便とか、アルバイトさんにお遣いを頼むとか。
 だから、編集者の仕事はそれより何より、漫画家さんと打ち合わせをして、お話を一緒に作ることにあるのです。


 作家さんによっては、何から何まであらかじめ細かくびっしり考えてあって、他人のアドバイスをまったく必要としない...という方もいらっしゃいますが、たいていは、
「次はこーんな感じのものをこーんなふうに描きたいなーとなんとなーく思っているんだけど、どうかなー」
 くらいの構想でいらっしゃるものです。
 なのでそこに、
「あ、いいですね、だったらこんなふうにするとよりいいと思いますよ!」
 とか
「そこはああしてこうしてそうしましょう!」
 みたいなアイディアを出して発展させていく、のが、編集者の一番のお仕事なのです。


 適切で具体的なアイディアを出すために、日頃から他社他誌の作品をリサーチしておいたり、流行の映画やテレビドラマをチェックしておいたり、ファンレターやアンケートを見て読者のニーズをつかんでおいたり...といったことを、地味にやっておるワケです。
 ただ、そういう、データから言うと...とか最近の傾向では...というところから語ることもあれば、ほとんどただの思いつきで
「だったらこういうのが読みたい! だって私が萌えるから!!(爆)」みたいな意見を出してしまうことも、ままあります。
 ...すみません...イヤでも編集者も読者のひとりですから、ね...?
 で、そんなテキトー(オイ)に言った案を作家さんが「いいね!」と取り上げてくださって、自分が提案したより100万倍おもしろい形で作品に取り入れてくださって、最終的に読者の支持も得られたりしたときに、担当編集は
「生きててよかった、イイ仕事した...!
 と舞い上がるのです。
 そんな稼業です(笑)。


 なので異動しても、作家さんが漫画家さんから小説家さんに変わっただけで、お仕事自体はそんなに違わないかなー、と日々楽しく働いております。私自身が、まだライトノベルなんて言葉がなかった時代からコバルト文庫や朝日ソノラマ文庫を読んで育った人間ですしね。
 ファッション誌や学年誌などの編集さんの仕事のことは、まったくもって存じあげません、すみません...

 

 で。
 でも、ああコレってラノベ編集者独特の仕事だなあ...と思ったことがあるのでした。
 それは...


 長くなったので続く!(連載かよ!!)

たくさんのご応募ありがとうございました!

2012年10月10日(水) 15:38

<編集者よりのお知らせ>

 ルルル文庫読者のみなさま、こんにちは。
 復刊ドットコムの『ブラック・ジャック大全集』を全巻予約してしまったトモねえです。だってうちの少年チャンピオン・コミックス、もうボロボロなんだもん! 間黒男さんは私の理想の男性像のひとつです(*^o^*)。


 さて、第7回小学館ライトノベル大賞にたくさんのご応募をいただきまして、ありがとうございました!
 ルルル部門の審査、粛々と始めております。
 今回の応募総数は、前回より残念ながら少し減りまして136本となりました。
 みなさまからお寄せいただきました力作、こちらも心して読ませていただきます!


 第8回ライトノベル大賞の募集も早くも始まっておりますし、第3回ルルルカップ長編チャレンジも原稿を募集しております。
 デビューのチャンスはたくさんあります、ゼヒこの機会を捉えてくださいね!!

校了なう!

2012年10月 5日(金) 18:17

<最近のルルル文庫編集部>

 ルルル文庫読者のみなさま、こんばんは。
 東京は今日も綺麗な秋晴れで、まだまだ日傘が手放せないトモねえです。
 最近までゲイル・ギャリガー「英国パラソル奇譚」シリーズ(ハヤカワ文庫FT)を読んでいたため、ついつい日傘を振り回しそうになりましたよ...いいなあ、武器になる仕込み日傘! ロマンだわ、欲しいわあ。
 てか吸血鬼とか狼男とかってやっぱりいいですよね! これまたロマンを感じます。ルルルでもやりたいわあ(そればっか)。


 さてさて最近のルルル編集部、今月刊の校了作業を着々と終えつつあります。
 「校了」って、読書家のみなさまもお耳にすることがある言葉だと思いますが、正しくは「校正終了」の略語です。
 原稿を写植屋さんなどに入稿して、試し刷りみたいなものを出稿していただいて、校閲校正して、誤字脱字など修正箇所があればそれを正して、「これで印刷してください」と原稿を引き渡す、最終確認作業のことです。
 その後も、作品が読者のみなさまに届くまでには、製版所や印刷所や製本所や配送トラックや書店のみなさまのお手を借りるわけですし、編集部でも宣伝担当さんと宣伝POPを作ったり販売担当さんと注文書を作ったりといった仕事をするわけですが、でもまずは校了までが、編集部のお仕事としては大きな一山、なのです。


 私のようなペーペー編集からしたら、担当作品を編集長に初めて読んでもらうという意味でも、校了というのはなかなかドキドキものです。
 もちろん事前にこんなお話であるとかの概要は説明していますし、作品のタイトルを決めるときにも相談したりしているわけですが、編集長は校了で初めて本編そのものを読むのです。
 で、
「おもしろいじゃない!」
 とか言ってもらえると、担当者はホッとするワケです(^^;)。
 もちろん、「ここはもっとこうするともっとよかったかもしれないね」みたいな、ダメ出しというとアレですが、助言、アドバイスをもらうこともあって、それは次回作に生かしていこう!と誓ったりします。


 机でずーっと校了するのはけっこう飽きがきますし、他の仕事の電話やメールが頻々と入るので集中しづらいということもあって、会社の資料室や談話室みたいなところに移動して読むこともありますし、近くの喫茶店に出ることもあります。
 先日ちょっとほっこりしたエピソード...
 出先で校正紙を読んでいた我が素敵マダム編集長O女史が、わざわざ出先から携帯メールで
「おもしろいじゃん!」
 と感想を伝えてきてくれたのです(^^)。
 あとで編集部に戻って直接言ってもいいのに、今、なう、言いたかったんだろうな、と思うと、おもしろいと言ってもらえたことが嬉しいというのもありますが、その前のめり感が嬉しい!という感動で、胸アツでした。
 ちなみに編集長の携帯メールはなんかいつもとてもチャーミングです(^^)。私はファンです(告白)。


 編集長がおもしろいと言ってくれても読者さんがどう思うかはまた別だし、売れるかどうかはもっと別です。
 でもやっぱりひとつの指針になるんですね。がんばってよかった、またがんばろう!と思うのでした。


 そんなこんなでお届けしているルルル文庫です。みなさまにも楽しんでいただければ幸いです!
 この三連休も、がっつり読書などいかがですか...?


デビューは続くよどこまでも

2012年10月 2日(火) 21:42

<編集者よりのお知らせ>

 ルルル文庫読者のみなさま、こんばんは。
 ちょっと前の話題ですが、『みをつくし料理帖』の実写ドラマの小松原さまはもっとしょぼくれた中年男がよかったわ...とか思わないではない原作小説ファンのトモねえです。
 食いしん坊なので料理&レストラン人情ものジャンル(そんなジャンル名か知りませんが...)が大好きです! ルルルでもやれないかなー(^^)。

 
 さて、第7回ライトノベル大賞にたくさんのご応募をいただきましてありがとうございました。
 先月末日消印有効なので、最後の原稿が仕分けられて続々と届いています。
 審査が楽しみです!
 引き続き、読者審査員も募集しております。私たちと一緒に明日のスター作家を見つけてみませんか? ご応募お待ちしています!


 入れ替わりまして、ルルルカップ長編チャレンジの募集が始まりました。
 こちらへのご参加もお待ちしています!


 第6回ライトノベル大賞受賞者は、ルルル賞と読者賞をダブル受賞した平川深空先生が『バルベスタールの秘婚』で文庫デビュー済み
 優秀賞を受賞した天正紗夜先生が『夢見る人魚と契約のキス』で先月末に文庫デビューしたばかり。
201210021158000.jpg
 そして今月は、奨励賞を受賞した珠城みう先生が『マーメイドロマンティカ』で文庫デビューしちゃいます!
 続く戦力をお待ちしています!!


 ワタクシが担当しております関係で、『マーメイドロマンティカ』のカバーと帯の校正紙をチラ見せしちゃいます。
 なかなかにドラマティックなお話でして、帯のキャッチコピーもがんばって書きました!
 イラストを担当してくださるのは明咲トウル先生。華やかなカバーイラストと挿絵をお楽しみに!!

 ...では残業に戻ります.........