2012年11月

新ブログも編集長もおたおめ!

2012年11月30日(金) 13:31

<編集者よりのお知らせ>

 ルルル文庫読者のみなみなさま、こんにちは。
 本日、素敵マダム編集長O女史のお誕生日! ...でも何も用意していないダメダメ後輩・トモねえです。どうしよう...


 そんな記念すべき日に、ひとつお知らせがあります。
 ワタクシ、冠ブログを持つことになりました(^^;)。
 名付けて「トモねえの甘いルルル生活」!
 新ブログでは主に、ライトノベル作家志望の方や投稿者さん向けに、実作のコツや賞の審査経過報告など語っていこうと思っています。
 こちらの編集部ブログでは引き続き、ルルル文庫の新刊に関するご案内に絡んだ記事をあげていく予定です。
 上手く棲み分けて、双方楽しく更新していければと思っています。
 今後ともご贔屓に!

ちょっとネタばれ?

2012年11月29日(木) 13:49

<近刊情報>

 ルルル文庫読者のみなさま、こんにちは。
 週末には12月になりますね...今日から2013年版の手帳を使い始めたトモねえです。毎年12月に切り替えるのですが...1年って早い!


 さて、昨日、萩尾望都先生の『ポーの一族』の話をちょっとさせていただきましたが...
 不老不死って、昔から文学作品のテーマとかになる、魅力的な題材ですよね。でもやっぱり、つきつめると虚しいような...
 そして私、今ちょうどそんなモチーフが登場する作品を扱っていました!
 今月の新刊の巻末やルルル・ナビ、公式サイトでも12月刊の予告がされていますが、平川深空先生の新作『〈恋死に王〉と迷子の寵姫』がそれです。
 平川先生は第6回ライトノベル大賞でルルル賞と読者賞をダブル受賞した『バルベスタールの秘婚』でデビュー、その後のこれが第一作となります。


koijini.jpg

 今回のヒロインは、史実を精査して歴史書に編むのが任務の史官。寵姫に溺れ国を失ったとされる伝説の〈恋死に王〉について調べているうちに...!?
 というようなお話です。
 第4回ルルルカップで好評だった短編を、どかんと大幅に加筆していただきました。ご記憶の方もいらっしゃるかな? お楽しみに。


 で、ちょっとネタバレかもしれませんが、この作品にもこのモチーフが出てくるのです。そしてひとつの見事な解答がなされていると思うのです。
 ただいま絶賛校了作業中なのですが、改めてときめきました。みなさまにも楽しんでいただけるといいな...


 凪かすみ先生が素敵なイラストをつけてくださっています。先日入稿したカバーをチラ見せ!
 何とぞお楽しみに...!!

「フラワーコミックス マスターピーシーズ」のお知らせ

2012年11月28日(水) 17:03

 ルルル文庫読者のみなさま、こんばんは。
 急に真冬の寒さになりましたね、ブルブルのトモねえです。
 さてさて今日はルルル文庫とは関係ない話ですみませんが、モーさまこと萩尾望都先生の新刊の宣伝をこちらでさせてくださいませ。
 こちらも私が担当させていただいております。


 なけなしのおこづかいをすべて漫画雑誌とコミックスに投入し、漢字も難しい慣用表現もスポーツのルールも常識も蘊蓄もみんなみんな漫画から学習した(そして視力を悪くした)子供だった私ですが、萩尾先生の作品については、小学校高学年のときに友達から『ポーの一族』の何故かコミックス第2,3巻だけを譲り受けたのがスタートだった...気がします。
 どうも記憶があやふやなのですが、とりあえずボロボロのフラワーコミックスが今もなお手元にあります(^^;)。
 この物語は、ご存じない方のために簡単に説明すると、吸血鬼の少年少女たちを主人公にしたある種のオムニバス連作集なのですが、2巻はその長い物語の発端のエピソードが収録された巻なので、ちょうどよかった、とも言えます。
 自分は歳をとらないまま、それでも時間はすぎていき、周りの人間はみんな自分をおいて年老いていき、いずれ死んでいってしまう...残される痛み、哀しみに泣きました。
 当時の私にとって超衝撃的で、どハマりして、すぐ前後の巻を買い揃えた記憶があります。


hagio1.jpg それから30年(!)、まさか萩尾先生とお仕事できようとは...!
 というわけで、ルルル文庫のお仕事と平行して「フラワーコミックス マスターピーシーズ」萩尾望都作品集を担当させていただきまして、先日ついに青息吐息で校了したばかり! 出来上がりが超楽しみ!! です。
 箔押しも美しい豪華化粧箱入り、特製別冊ふろくつきで、珠玉のよみきりをセレクトしました。
 絶賛予約受付中です。来月10日ごろ発売予定です。
 よろしくお願いいたします!!

ルルルナビvol.39はルルル文庫最新刊に入っています。

2012年11月27日(火) 11:55

ルルルナビvol.39はルルル文庫最新刊に入っています。
また、全国アニメイトでも配布中です。
先着順につき、配布終了の際はご容赦ください。
 なお、こちらからもPDF形式7.4MBでダウンロードできます。
魅力満載なルルル文庫11月刊をどうぞよろしく!

11月の新刊

2012年11月22日(木) 15:22

<近刊情報>


ルルル文庫読者のみなさま、こんにちは。気づけば2012年も残すところ1ヶ月と少しになってきました。みなさま新しい手帳やカレンダーの準備はされましたか?

ルルル文庫の夏のキャンペーンで、2013年ルルル文庫特性カレンダーにご応募いただいた皆さんには、あと少しでとってもキュートなカレンダーが届くかと思います!(12月中旬発送予定です!)
カレンダーを手にされる皆さん、2013年も楽しい年になりそうですね♪

さて11月のルルル文庫からは人気作家の宮野美嘉先生と宇津田晴先生の作品が2冊そろって発売になります!(11月は発売日が27日(火)頃になりますのでご注意を。)

宮野美嘉先生からは待望の幽霊伯爵シリーズ6冊目となります『幽霊伯爵の花嫁ー彷徨う少女と踊る髑髏の秘密ー』が。
今回はジェイクに隠し子騒動!?またもや大波乱の予感。そして、語られていなかった7年前の夫婦の出会いが今回は明らかになっちゃいます。ジェイクの17人目の妻、サアラ・・・。もしもまだ幽霊伯爵の世界に足を踏み入れていない皆さんがいましたら、あいかわらずのラブラブ、だけどハラハラの夫婦生活をのぞいてみませんか?

そしてこちらも大活躍の宇津田晴先生からは新作が登場です。『精霊王の契約者~騎士と乙女の恋愛狂想曲~』は高星麻子先生のかわいらしいイラストでさらに魅力UP。
バイオリンを奏でる音色がとても美しく、こんなかわいらしい少女のカルラ。・・・実はお金が大好きな守銭奴なのです。お金に目がくらんで、聖なる音楽を精霊王に捧げる契約者に選ばれたものの、出会ったのは、やっぱり出世のために聖騎士を引き受けたレオン。こんな二人が育む愛の行方を知ってみたくありませんか???

今月もルルル文庫はこんなラインナップでお送りしております。
11月は発売日が27日(火)頃になります☆




yurei6.jpg

幽霊伯爵の花嫁
-彷徨う少女と踊る髑髏の秘密-


「私は、愛しい夫を独り占めにしたくて仕方がないのです」
最強花嫁、母になる!?
コルドン家を騒がす過去の秘め事?

宮野美嘉 イラスト/増田メグミ

熱愛中のコルドン伯爵夫妻のもとに、ジェイクを父と呼ぶ幽霊の女の子が現れる!騒然とする周囲をよそに、嬉々として母親宣言をするサアラだったが、ジェイクは頑なに少女へ近づくことを禁止して!?
「私に隠し事をして、なんて酷い旦那様でしょう」愛する夫を悩ませるものは徹底排除! 過去の秘事を暴く最強花嫁の決意とは?ジェイクとエリオスの母親である最初の妻との関係や、知られざるサアラとの出会いも明らかに!





seirei.jpg

精霊王の契約者
~騎士と乙女の恋愛狂想曲~

世界のために
愛を学ぶ!?

お金大好き乙女×出世第一騎士
猫っかぶり同士の打算的恋愛契約!

宇津田晴 イラスト/高星麻子

音楽で精霊の加護を受ける世界。『憂いの姫君』と呼ばれるカルラは、顔とバイオリンの腕は超一流な守銭奴。そんな彼女が、世界を守護する精霊王の契約者に!?
つい高額報酬に騙されて、カルラは演奏に足りない"愛"を学ぶハメになるが――現れた恋愛指南役は、爽やかな笑みを浮かべる出世第一主義の曲者騎士!
「あんたと私で、どうやって愛が学べるのよ!」世界とお金と出世のため、猫っかぶり同士の打算的疑似恋愛がはじまる!



またまた増刷決定!

2012年11月21日(水) 15:31

<編集者よりのお知らせ>

 ルルル文庫読者のみなみなさま、こんにちは。
 更新情報が日々たくさんあって嬉しいトモねえです。
 昨日は11月26日発売新刊の見本誌ができてきました! 同封の「ルルルナビ」もまたまた可愛い色の綺麗な仕上がりでるんるんです。そして今回は私の担当作品がないので、これから読むのが楽しみです...!


kyoukoi1.jpg 今日のニュースは、今月6日に発売されたばかりの小学館文庫『今日、恋をはじめます』(高瀬ゆのか/著、水波風南/原作)がおかげさまで早くも増刷決定!ってことです。
 来月8日の映画公開に合わせて、全国書店さんが店頭で大展開してくださっています。ありがとうございます!
 まだお手に取られていない方、映画の予習にゼヒどうぞ!
 また、FCルルルnovels『今日、恋をはじめます』既刊2冊も合わせてよろしくお願いいたします。こちらは挿絵も豊富で、原作漫画にはないオリジナルストーリーで綴られています。
 どちらもドキドキ&きゅんきゅんの世界です。寒くなって人肌恋しい季節にぴったり...!?
 お買い上げお待ちしております~!!

タイトルに悩む... 2

2012年11月20日(火) 17:20

<実作上のコツ>

 ルルル文庫読者のみなさま、こんにちは。
 木枯らし吹いて一気に冬!になりましたねえ。今年の秋は短かった...暑いのは好きですが寒いのは苦手なトモねえです。


 というワケでタイトルの話の続きです。


 珠城みう先生に許可をいただいたので公開しちゃいますが、『マーメイドロマンティカ』のタイトルには悩みました。
 元のタイトル『人魚姫』のままでは、アンデルセンには絶対勝てないワケですし、もっとドラマチックでロマンチックでときめいてなんだろうと思わせて読みたくなるようなタイトルを...と考えていただいて、出てきたのが、


●眠れる人魚にくちづけを
●人魚は恋の海に惑う
●人魚の涙に口づけを
●人魚は恋に泡沫を歌う
●恋慕の海に人魚は惑う
●人魚姫と真珠の口づけ
●人魚姫と珊瑚の約束
●人魚は白夜に恋人を呼ぶ
●人魚姫恋語り
●人魚姫純恋譚
●水色人魚恋草子
●水色人魚は楽園に歌う
●人魚姫と秘密の恋人


 ...などなどなど。みなさま、いかがですか?


 素敵マダム編集長O女史におうかがいを立ててみたところ、
「...なんか、暗そうじゃない?」
 とバッサリ。
 そう、確かにお話はせつなくてスリリングでしんどい状況でさあどうなるの?って興味で読ませるタイプの物語なんですが、タイトルからあまりにしんねりしすぎていると読者は退きそうですよね。
 やっぱり、読者の大多数はラブラブでハッピーなものが読みたいものだと思うので。それを盛り上げるための、途中の山あり谷ありのあれこれを、あまりにフィーチャーしすぎたタイトルだと重すぎてしまうワケですね。


 で、またまた悩みまして...
 結局、他の案とは明らかに毛色の違う『マーメイドロマンティカ』というタイトルで、いってみることにしました。これも実はタイトル候補の中にぽつんとあったのです。
 ぶっちゃけ、意味があるようなないようなタイトルです。
 でも、カタカナ表記がキラキラさを演出して見えますし、なんとなくロマンチックで楽しそうな、でもドラマチックそうなお話っぽいわ...と思っていただけるのではなかろうか、と判断したワケです。
 結果は...みなさま、どんな印象をお持ちになりましたか? 読んでいただけましたか? 楽しんでいただけましたなら幸いです。


 カバーレイアウトのタイトルロゴデザインのときにも話題にしましたが、いくつか案があっても実際に形になるのはたったひとつで、別の方でいった方がよかったかも...みたいな「たら、れば」は言ってもどうしようもない、というのか本当のところです。
 このタイトルが作品の魅力を伝え、みなさんに「読んでみようかな」と思っていただけたこと、そして読んだあと「よかった! おもしろかった!!」と思っていただけたこと...を、ひたすら祈っております!!(><)

11月の新刊☆西炯子エッセイ『一生中2じゃダメかしら?』

2012年11月16日(金) 16:37

ルルル文庫読者のみなさま、こんにちは。実は11月はルルル文庫関連書籍の発売が3回あります!

1回目は先日お知らせさせて頂き6日に発売致しました小学館文庫『今日、恋をはじめます』です。もう読んでいただけましたか~?

次は11月24日(土)にFCαルルルnovelsから西炯子エッセイ集『一生中2じゃダメかしら?』が発売します!なぜに24日なのでしょう?それは「西」先生の日=24日だからでございます。

昨年発売されました西炯子エッセイ集『生きても生きても』から1年、待望の毒舌エッセイ第2弾です。今回も独特の西先生の世界観にひたり、奥から笑いがこみ上げてくること間違いなし。「西」先生の日=24日は本屋さんへGO☆

ちなみに3回目はルルル文庫11月刊です。今月は11月27日(火)頃の発売。詳細はまた☆




nishi22.jpg

FCαルルルnovels
西炯子エッセイ集
『一生中2じゃダメかしら?』


「私に惚れるとガッカリするゼ」
西炯子

西炯子の刺激的な爆笑エッセイ第二弾! レアなイラストを収録したカラー口絵16頁付き!
書き下ろしたっぷり!!!


人気まんが家・西炯子の刺激的な爆笑エッセイ、第二弾! 書き下ろしエッセイ「絶望女子会 ダメーニ」では、アラフォー女子のむき出しの思いが炸裂! 今では読めない幻のエッセイも収録し、レアイラスト16枚のカラー口絵もあり! 前作「生きても生きても」を越える毒舌も健在。 「西炯子」がたっぷり味わえる楽しい一冊です。



タイトルに悩む...

2012年11月16日(金) 14:58

<実作上のコツ>

flower.jpg ルルル文庫読者のみなさま、こんにちは。
 昨夜は10年前の立ち上げ時にちょっとだけ担当した、さる連載漫画の打ち上げパーティーに呼んでもらえて嬉しかったトモねえです。


 さてさてみなさん、ズバリ、文庫購入のきっかけはなんですか?
 ずっとファンの作家さんの新作が出る告知を、事前にちゃんとチェックしていて、発売日にちゃんと書店に行って買う...という熱心な方ももちろん多いとは思いますが、アンケートなどで見ていると
「タイトルに惹かれて、なんとなく」
「イラストが綺麗だったので、ジャケ買い」
 なんてことが意外に多いのがよくわかります。


 というワケで、作品タイトルにはとても悩みます。
 内容がうかがえて、でも全部はわかっちゃわないで、印象的で、興味を惹いて、なんだろうおもしろそう読んでみたいな...と思わせるような理想のタイトル目指し、作家さんも担当編集もうんうん考えます。


 最近の例だと、例えば深山くのえ先生の『身代わり歌姫の憂鬱』は、悩まなかったパターンですね。
 というのも、深山先生ご自身にかなりしっかりしたビジョンがあって、ふたつみっつ出していただいた候補の中から編集長とも相談して、わりとあっさり「これがいい」と決まったからです。
 何が身代わりなんだろう? 憂鬱ってどうしちゃったんだろう? ...と、このタイトルを聞いた方に、作品に興味を持っていただけたのではないかと思います。
 ま、深山先生はベテランでファンの多い作家さんなので、どんなタイトルでいっても大丈夫、という面もあるかもしれません。


 そこへいくと新人作家さんの、ましてデビュー作となれば、それはそれはがっつり相談します。
 既存ファンも何もあったもんじゃないわけですから、タイトルでがっちり読者のハートをつかまなければなりません。
 これまた最近の例だと、珠城みう先生の『マーメイドロマンティカ』。 これはもともとは第6回ライトノベル大賞ルルル部門奨励賞受賞作で、応募時のタイトルは『人魚姫』でした。
 でも、このタイトルではあまりにあまりなので、まずは珠城先生にいろいろとタイトル案を考えていただいたワケですが...

 ...続く!

アイディアのヒント

2012年11月13日(火) 11:12

<実作上のコツ>

 ルルル文庫読者のみなさま、おはようございます。
 ついに来年の手帳を購入したトモねえです。来月から使うつもりですが...はあ、一年って早いですねえ...


 さて、今日は、読者さんというよりも、作家志望の方に読んだいただけるとヒントになるかな?というようなお話をひとつ。


 やっとルルル文庫の仕事のペースが見えてきて、思ったのが、小説って本当に時間をかけて丁寧に熟成されてできあがっていくものなんだなあ...!ということです。
 私は入社して最初の10年間は週刊漫画誌の編集部にいたので、毎回16~24ページくらいの漫画の原稿に対し、打ち合わせしてから3日でネーム(コマ割りのプラン)が上がって3日で作画してもらって校了してまた打ち合わせして...というサイクルで働いていました。
 やがて月2回刊誌に異動し、月刊誌に異動し、今は書き下ろし刊行であるルルル文庫に参りました。
 で、小説というのは、1冊分約15万字を書くだけでも丸々2,3か月はかかるものなんだなあ...と、やっとわかってきたところです。
 ま、シリーズによっては毎月刊行!なんてランボーなことを過去にお願いしたこともあったようですが(^^;)。
 基本的には執筆そのものにそれくらいの時間がかかり、それ以前にはプロットを立てたりキャラクターを産み出していく時間が必要で、さらにずっとそれ以前に作家さんの脳内にはアイディアが仕込まれている...
 それが培養されて、精製されて、作品になって、文庫になって読者のみなさまに届くまでには、実はけっこう長い時間がかけられているものなのです。
 担当を引き継いだときに構想としてすっかりできあがっていたものが、きちんとした小説の形に書き上げられ、やっと本になるまで、をこれまで寄り添って見てきて、やっとそんなことがわかるようになった新米編集・トモねえなのでした。


「こんなテーマを書きたい、こんなキャラクターを描いてみたい、こんなドラマを書きたい...」
 という思いは、あたりまえですが、作家さんご自身の中から湧いてくるものです。
 そして作家さんというものは、普段から、何を見ても何を聞いても、
自分だったらどう書くか
 ということを常に常に考えているようです。
 そのときはすぐに形にならなくても、そういうタネをいくつもいくつも常に脳内に取り入れていて、何かの拍子にはちょっと掻き回してみたり揺すぶってみたりして、するとだんだんつながり出してきて、いつかきちんとしたお話にできあがる...
 不思議だなあ、と思います。
 編集者なんてそれを隣でぼーっと見てるだけみたいなところがあるので(^^;)、ホント、魔法を見ているようです。


 作家志望のみなさんは、もちろん今は書きたくて書きたくてたまらないものが溢れ出るくらいのイキオイでいるでしょうが(だからこそ作家になりたいのでしょうが)、それを懸命に書いて書いて賞などに応募するのと同時進行で、常に次の作品のタネ、いつか書くかもしれない物語のタネを仕込む癖を、今からつけておくように心がけると、作家として大成できるのかもしれない...ですよ!?
 そんなワケで第3回ルルルカップ長編チャレンジ、しめきりは今月末です!
 力作、お待ちしています!!

増刷決定!

2012年11月 9日(金) 11:52

<編集者よりのお知らせ>

 ルルル文庫読者のみなさま、こんにちは。トモねえです。
 本日は増刷のお知らせです。

201211091145000.jpg 9月末に発売されたばかりの時海結以先生のFCルルルnovels『好きです鈴木くん!!―カーテンコール―』がおかげさまで売れ行き好調、増刷が決定しました!
 ノベライズ第1弾の『好きです鈴木くん!!―ピュア・ホワイト・ラブ―』も同時に増刷が決まりまして、こちらはなんと9回目の増刷となります!
 ...逆に言うと、ただいま店頭ではやや品薄かもしれません...申し訳ありません!
 全力で再出庫いたしますので、しばしお待ちを...!!

 原作ファンにも大好評のオリジナル・エピソード満載のノベライズ版、これからも続々刊行予定です。
 本日もこれからさる企画の打ち合わせ...いずれまたこちらでご報告いたします。お楽しみに!


ライトノベル編集者の秘かな楽しみ 4

2012年11月 8日(木) 21:37

<最近のルルル文庫編集部>

 ルルル文庫読者のみなみなさま、こんばんは。
 掃除は嫌いで自宅はルンバ頼みですが、片づけは大好きなトモねえです。
 いろいろ積まれて今にも雪崩を起こし崩壊しそうな素敵マダム編集長O女史のデスクを、私が勝手に片づけ出す日はかなり近い...かもしれません。


 さて、「しつこいよ!」との声が聞こえてきそうですが、またまた続きです。
 でもこれはラノベ編集者というより、私個人の話かも...漫画編集者時代にも楽しみにしていたことですし...
 でも書く(笑)。


20121106futo.jpg こんまり式ではないですが、私の片づけ方は、名前をつけるとすれば「封筒整理術」です。
 担当作家さんごと、とか担当案件ごとに封筒をひとつずつ作って、その企画に関連するものはなんでもかんでもその封筒に入れて仕分けておく...というだけのものです。整理というほどのものでもないですね。
 でもこれなら、「あれはどこにやっちゃったっけ?」とかの事態にならず、その封筒の中を探せば必ずそこにあるのです。
(これをやり始めた由来は、私が愛する作家エラリー・クイーンにあるものなのですが、その話は長くなるので今回は割愛させていただきます)


 封筒の中に入れておくものは、漫画のお仕事のときはいただいたプロットやネームや下絵のFAX、コピー、カラーページの校正紙などなど。
 今なら、原稿のプリントアウトとか挿絵のラフとかカバーレイアウト案とか進行表とかとか、です。取っておいた方がいいかな、あとで確認したり必要になるかもな、と思うものはとにかくみんな、ここに入れて取っておきます。


 で、無事に原稿が完成し、校了が終わり、見本誌が出来上がり、発売日が過ぎて、大きな誤字脱字誤植落丁などの事故もなかったようだ...となって、やっと一仕事終わった気分になるわけですが。
 そこで、封筒の中身をがっさり取り出し、がっさり捨てます。
 この一瞬が、快感なんですね!
「我、やり終えたり!」
 みたいな充実感・達成感で、スカッとするのです。
 もちろんただのゴミ箱行きでなく、再生用分別ボックスに入れるので、エコ活動している気分にもなれるというオマケ付き。まあ実際には、なるべくパソコン上でデータを見てペーパーレスを目指すべきなのでしょうが、書き込んだりなんだりするので、なかなか、ねえ...なのです。


 もちろんその頃には次回作の打ち合わせが始まっていたりして、そのメモなどが新たに封筒に入っていくわけですが...
 そうしてグルグル、お仕事は続いていくのでした。封筒もヨレていきますが、異動のときに新調したので、今はまだキレイですね。


 これまでの担当作は、私が担当したと言っても、前任編集者が作家さんと打ち合わせ済みだったりプロットを確認済みだったりしていたものばかりで、私はその後の進行を管理する、くらいでした。
 賞の受賞作のリライトを見守っただけ、とかね。
 先日発売になった高瀬ゆのか先生の映画ノベライズ、小学館文庫『今日、恋をはじめます』も、企画を引き継いだときには原稿はすでに上がっていましたからね。高瀬先生、早々にありがとうございました!
 そういう意味では、私はまだ仕事らしい仕事はしていないのでした(^^;)。
 でもこれからは、一から打ち合わせさせていただいた作品が徐々に形になり始めます。封筒に入る打ち合わせメモややりとりしたメールのプリントアウトも、増えていく...かな?
 作家さんの個性を生かして、作家さんが書きたいものを書きやすいようにサポートし、かつたくさんの読者さんに喜んで読んでいただけるようプロデュースすべく、がんばって参ります!

ライトノベル編集者の秘かな楽しみ3

2012年11月 5日(月) 17:46

<最近のルルル文庫編集部>

 ルルル文庫読者のみなみなさま、こんばんは。
 ぐっと冬っぽくなってきましたね! なので春までやっていたウォーキングを再開したルルル新米編集・トモねえです。着ぶくれする季節が来る前に、もう少し痩せたいわ...


 さて、続きです。
 えっ、続きがあったの!?という全国津々浦々からの驚愕のつっこみが聞こえそうですが(←大袈裟)、ええ自分でも驚いています。
 でもまだあったの、楽しみが。うへへへへ。
 ま、日々楽しく働いているということはいいことだ!ということで、おつきあいください。


 小説の原稿は何度か改稿されて完成稿になります。
 原稿をいただいたときは、担当編集としての目線と一読者としての目線を大事にしつつ読み進め、修正・改稿に向けて作家さんと打ち合わせしていきます。
 完成稿が無事できあがったら、挿絵の位置を決めてイラストレーターさんに読んでいただき、カバーイラストと挿絵の打ち合わせをします。
 この打ち合わせがまた、楽しいんですね!

 
 なんというか、イラストレーターさんと、「ただの読者同士」になって、
「いいお話でしたね! キュンキュンしちゃいました!!」
「そうでしょ!? なんかキャラクターもチャーミングだし、ときめきますよね!」
「出会いの場面とかイイですよね! あとクライマックスも泣きそうになりました!」
「ラストもドキドキさせられましたよね―! あの決め台詞、たまらん!!」 
 とかとか、キャッキャウフフとファンモードで話すのが楽しいんですよ!
 いや、ひとしきり盛り上がったあとは、ではどんなカバーイラストにしたら店頭で目立ちそうかとか、どんな構図の挿絵にしたら読者に喜んでもらえそうかとか、ちゃんとプロモードになって打ち合わせするんですけれどね(^^;)。


 こういう共同作業は、カバーイラストが上がると今度はデザイナーさんともします。タイトルロゴデザインとカバーレイアウトの打ち合わせです。
 これはこんな感じのお話で、こんなところが目玉で、こんなふうに売りたいのでこんな感じに作ってください...みたいな、こちらの薄ぼんやりしていたりランボーだったりする注文に、デザイナーさんがビシッと応えてくださって、素敵なロゴやレイアウトが上がってくると、感動で涙しそうになります...!


 そんなこんなで、日々「いいのができた!」とルンルンしながら、お仕事を進めているのでした。
 ...ま、ホントのことを言えば、それで売れるかどうかはまた別の問題で...
 おもしろいから売れるとは限らない、とか、売れなかったからって良くない作品だったとは限らない、とか、いろいろイロイロあるのですけれどね...読者のみなさま全員に満足していただける、なんてこともなかなかないですし(ToT)。
 ...しまった、最後がしょっぱい話になってしまった!
 ともあれ、たくさんの読者に喜んでいただける、おもしろくて売れる良い作品を作るべく、日々がんばっているという話です!!
 ムリヤリまとめてすみません!!!


11月の新刊(小学館文庫『今日、恋をはじめます』)

2012年11月 2日(金) 15:38

<近刊情報>


ルルル文庫読者の皆様、こんにちは。

先日まで「暑い・暑い」と言っていたのが嘘のように秋風が吹く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。


さて今回は、11月6日(火)に小学館文庫から発売します『今日、恋をはじめます』のご紹介です。

ご存じ累計900万部突破の王道少女まんが決定版、水波風南先生の『今日、恋をはじめます』の映画がいよいよ12月8日より公開です!!!

それにちなんで、ルルルnovelsで活躍中の高瀬ゆのか先生が映画版ノベライズを書き下ろし。映画を観る前の心の準備にオススメです!!!

映画公開まで約1か月、コミックを読み返したり、ルルルnovelsから大好評発売中の高瀬ゆのか先生によるコミックノベライズ版2冊をじっくり楽しみ、さらに11月6日(火)発売の映画ノベライズ版で映画の予習をしてみませんか!?映画を観たとき今日恋の世界に陶酔でき細部にわたるまで感動すること間違いありません☆映画を観た後に映画の余韻にもひたれます。表紙は映画主演の武井咲さんと松坂桃李さんの今日恋映画バージョンです♪


今日恋が大好きなみなさんも、まだ読んだことがないみなさんもこれを機にぜひぜひ手に取ってみてくださいね~☆




bulogkyoukoi1.jpg

小学館文庫
『今日、恋をはじめます』


昭和女と超モテ男、最悪のファーストキスが運命の出会いになった...
大人気コミック の映画版を完全ノベライズ!

著/高瀬ゆのか 
原作/水波風南

高校生になったら、夢みたいな毎日が待っていると信じていた。 めいっぱいお洒落して、心からわかり合える友達と出会って。 もしかしたら、初めての恋だって、始まるかもしれない。 だけど思ってもみなかった。その相手があんなヤツだなんて。 今まで出会った中で最低最悪の、あんな男に恋することになるなんて...

日々野つばきは真面目が取り柄のダサダサ女子高生。
高校の入学式当日、入試成績トップで学校一のイケメン・椿京汰に出会う。
しかもクラスみんなの前で、いきなり唇を奪われて...!?
「Sho-Comi」で連載された水波風南の大人気コミックがついに映画化!
そのみずみずしい青春の輝きを完全ノベライズ!!







影武者萌え、なんです。

2012年11月 1日(木) 13:58

<編集部員のひと言日記>

 ルルル文庫読者のみなさま、こんにちは。
 素敵マダム編集長O女史がちょいちょいおやつを買ってきてくれて人を肥やそうとするのに、まったく抗えないでいる新米編集・トモねえです。間食は間食であるからこそ美味なのである、byローマの賢人トモネイウス。嘘。


 というワケで今年も残り2か月ですよ!
 街はハロウィンが終わったと思ったらもうクリスマス仕様ですよ!!
 気忙しい季節、ちょっとゆっくり立ち止まって読書...なんて心のゆとりが欲しいものです。10月のルルル文庫新刊をお供に、いかがですか?


 というワケで影武者萌えです。
 何が「というワケで」なんだよ、というつっこみが聞こえた気がしますが、無視させていただきます。
 今、辞書を引いてみましたが、私が想定していた、誘拐とか暗殺とかで狙われるようなエラい人の身代わりになる人、という意味の他に、黒幕、みたいな意味もある言葉なんですね。知らなかった...影のボス、みたいなものでしょうか。
 まあもちろん私が萌えるのは前者の意味で、です。敵を欺くため、主君になりかわって矢面に立つ忠義者...みたいなイメージの方です。
 もちろんなりかわる相手が主人とは限らないし、忠義のためとも限らない。たまたま似ていたのでスカウト(?)されちゃって、報酬に目がくらんで引き受ける、とかの場合もあるだろうし、引き受けざるをえないような状況である場合も考えられますし。
 なりかわった相手に対して、自分の身に引き替えてでも、という忠心がある場合もあるし、愛憎なかばするような感情を抱くこともあるでしょう。
 なんにせよ、ドラマチックだよなあ...と、萌え萌えうっとりするのです。すみませんヘンタイですね(ToT)。


201210311742000.jpg この流れでどうかというようなご紹介ですが、そんなワケで深山くのえ先生の久々のルルル文庫での新刊『身代わり歌姫の憂鬱』は、プロットを拝見させていただいたときからワタクシ萌え萌えだったお話です!
 もちろんこのヒロインが務める「身代わり」は、「影武者」とはちょっと違うものなのですが...イヤまあでも広い意味ではやっぱり同じかな? そのせつないシチュエーションがたまりません!! 何かになりすましたり、立場を入れ替えたりすることから起きる悲喜こもごもにロマンを感じるのですよ...
 ちなみに私、「楽器が弾ける人萌え」もありまして、それも満足させてくれるのですよこの作品は!
 そして私、「姉弟萌え」もありまして、それも...以下同文。でへへ。
 というワケで! みなさまにもぜひ読んでいただきたく...そして私のこの萌えの同好者を増やしたく(笑)、ゼヒともよろしくお願いいたします!!


***


 ところで本日、当編集部サポートスタッフF氏のお誕生日だとのこと。おめでとう!
 ところで血液型別性格占いにまったく根拠がないと思ってはいますが、しかし当編集部、F氏がAB型、編集M嬢がAB型、私もAB型、素敵マダム編集長O女史がB型...って、ダメだろうこんな組織!!!
 O型のサポートスタッフK嬢だけが良心です...