二十三話

 三日目の夜が明けたとき、貞琴の琵琶が曲を止み、愛鈴の舞が、静かに終えた。 「……いいでしょう」  かすれた声で、貞琴が告げる。 「今夜の宴、四人目の舞手に、あなたを推挙します。――愛鈴、帝様に、『雪月梅花』をお見せしなさい」 「はい。ありがとうございました……」  頭を下げ――愛鈴が、そのまま床に崩れ落ちる。 「愛鈴!」  駆け込んできた佳葉が支えたが、愛鈴はぐったりと動かなかった。 「――貞琴...

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